PCで室内音響補正をしてみよう!
Windowsにこんな機能があったなんて!
お断り事として、あくまで私の個人的環境で話を進めていきますのでご了承ください。
必要なもの(私の環境)
- OS:windows11
- スピーカー:bose companion 5
- マイク:audio-technica AT2035
- オーディオインターフェイス:steinberg UR22C
前のWindows10に室内音響補正機能があったかどうかは分かりません。
スピーカーはPCにUSB接続するタイプのもの。もしかすると、PCの出力ジャックにミニプラグを挿すタイプでも行けるかと思いますが確信はありません。
室内音響補正はマイクを使用するので、持っていないとできません。マイクだけは必須です。そんなに高価なものでなくてもよいと思います。
私の場合は、マイクをオーディオインターフェイスに通していますが、PCのマイク入力ジャックに挿すタイプでも大丈夫だと思いますが、ここら辺も確信はありません。
手順
スタートボタンから設定をクリックします。
設定からシステムのサウンドをクリックします。
下までスクロールして詳細設定から「サウンドの詳細設定」をクリックします。
すると「サウンド」のウィンドウが出てきます。
ここでチェックが付いた既定の「スピーカー」を右クリックして、更に「プロパティ」を左クリックします。
スピーカーのプロパティで「拡張設定」を左クリックします。
すると次のような項目が出てくるので、「室内音響補正」を左クリックして選択し、「設定(S)」ボタンを左クリックします。
ここで「室内音響校正の開始」のウィンドウが出てくるので、そのまま「次へ(N)」を左クリックします。
次に、「調整マイクの選択」ウィンドウになります。画像は私の環境ですが、自分の使用するマイクになっているか一応確認してください。OKなら次へ。
マイクの選択後は「調整マイクの配置」というウィンドウが出てきて、「次へ(N)」を左クリックするといよいよ始まります。直ぐに始まるので「次へ(N)」をクリックする前に準備ができているか確認しておきましょう。
まだ「次へ(N)」は行かないで!
注意すること。
それはスピーカーのボリューム・レベルとマイクの入力レベルです。
いよいよ音響補正が始まると、スピーカーから謎の音が鳴り響くので、ボリュームを上げ過ぎているとかなりビックリします。ほどほどのレベルにしておきましょう。
次にマイクですが、入力レベル(感度)が小さ過ぎると「謎の音」を検知できず、正常に終了しません。どの位のレベルが良いかというのは、私もよく分かりませんが、Windowsのデフォルトでは100%になっているかと思いますので、そのままで良いと思います。
では、「次へ(N)」をクリックしたら、直ぐにマイクをあなたのリスニングポジションへ移動させてください。
謎の音が鳴り響きます。
謎の音が鳴りやんで正常に終了したら、次へ。
そうすると「設定の適用」ウィンドウになります。数値類は気にせず「完了(F)」をクリック。
次にやっと最後のウィンドウです。
「室内音響補正」にチェックが入っていることを確認して、「適用(A)」「OK」と左クリックして終わりです。お疲れさまでした。
最後に室内音響補正についての感想
早速好きな音楽を鳴らして、適用前と適用後の違いを比べてみると、ハッキリとその違いを感じられます。
ただ、スピーカーとマイクのボリュームや、マイクの置く場所によっては、上手く調整されないこともあります。そのような場合はもう一度セッティングを見直して、何回かやり直してみてください。私も3~4回やり直しました。
サウンドに拘りたい方にはなかなか良い機能だと思います。正直楽しいです。
とはいえ、その音響補正されたサウンドが好みかどうか?それはまた別なのかなぁと思いました。
また、私の場合はたまたまマイクを持っていたので何のためらいもなく実践しましたが、もしマイクがなかったらどうでしょうか・・・この機能を使うためにわざわざマイクを買ってくるでしょうか?
答えは、
私は買ってきます!(笑)
ではまた。
追記事:
色々調べてみると、本格的に音場補正をする場合、今回のやり方では正確にできないようです。
音場補正は音場補正専用のマイクを使った方が良いということです。
そうなってくると、ファンタム電源が付いたオーディオインターフェイスが必要になってくるかもしれません。
今回使ったマイクは一般的なコンデンサーマイクで、音場補正専用のマイクではありません。
また、ファンタム電源が必要なマイクです。
そしてオーディオインターフェイスのUR22Cはファンタム電が付いています。
本格的に音場補正をしてみたい方には、いま私が気になっている音場補正マイクがあります。
IK Multimedia ARC System 3 – 音場補正システム
このようなアイテムというのは音楽好きにはたまらないですね!
あーでもねぇこーでもねぇと考えていると時間があっという間に過ぎてしまいます。