4台目のスピーカーは、IK Multimediaの大人気モニタースピーカー、
「 iLoud Micro Monitor コンパクト・リファレンス・モニター」です。
アマゾンで39,960円で購入。
(かなり小さいです。)
初めて手にしたとき”小さっ!”と思いました。
と同時に、申し訳ないですが、なんだこれ?値段の割には安っぽい!
と思いました。
ところが、
この小さい箱から信じられないくらいのデカい音が鳴ります。
とてもフルボリュームにはできません。
ガラスが割れます。
んなわけはありませんが、そのくらいパワフルです。
エンクロージャーはバスレフタイプです。
(エンクロージャーとはスピーカーが入っている外枠のこと。バスレフとは穴が開いてるやつ。)
小さい割に低音がよく効いてどんなジャンルの音楽もこなせそうな感じです。
3年ぐらい使っていました。
結構人気が高いようで、このクラスの他のスピーカーとの比較で
よく取り上げられたりしています。
プロの音楽制作家でも使用している方が結構いるようです。
このスピーカーは音楽鑑賞をするというよりかは、
ネーミングの通り”リファレンス・スピーカー”として
活躍できるスピーカーだと思います。
リファレンス・スピーカーと言うのは、
音楽の制作現場(スタジオなど)では必ず設置してあるスピーカーのようで、
楽器やボーカルなど、本来のサウンドを忠実に再現しようとするものです。
我々のような聴き手側の環境は様々だと思います。
5~6千ぐらいのスピーカーで聴く人もいれば、
何十万円、何百万円もするスピーカーで聴く人もいます。
携帯プレーヤーでイヤホンして聴く人もいます。
いずれにしても、聴く人がどんな環境だったとしても
制作側の意図を感じてもらわなければならない訳です。
その為に高音、中音、低音がバランス良く制作する必要があります。
そこでリファレンス・スピーカー(モニタースピーカーとも言います)
が必要になってきます。
例えば、よく新商品を開発して販売する前に
”モニター募集”なんてのがありますが、これと似ていて、
自分の作った音楽、あるいは作ろうとしている音楽が良いのか悪いのか、
低音は出すぎてないか、ボーカルが前面に出ているか、
エレキギターはうるさくないか、とかをモニタースピーカーから情報を得て
調整する訳です。
その役割を担うのがリファレンス・スピーカーとか
モニター・スピーカーと言います。
じゃあ音楽鑑賞には向かないのかと言うとそんなことは全くありません。
むしろその逆だと、個人的には感じています。
例えるなら、かけそば、かけうどんがモニタースピーカーだとします。
そこにネギや七味唐辛子をのせるのがリスニング用スピーカーです。
そば本来の味や風味、うどん本来のコシや風味を味わうならモニタースピーカー。
そんな風に私は思っています。
これは好みの問題かとは思いますが、今、私はモニタースピーカーを中心に物色しています。
今まで使ってきたBOSEの”Companion5”などは確かにいい音がしますが
モニタースピーカーと比べると明らかに作られた音と言う感じを受けます。
すいません、おやじのくせに生意気なことを言ってしまって(^^♪
次行きま~す。