ARC System対応、IK Multimedia「iLoud MTM」レビュー。

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私が所持している最新のスピーカー(2021年2月現在)、
”IK Multimedia iLoud MTMリファレンスモニター”をご紹介します。

これは”IK Multimedia iLoud Micro Monitorの後に登場した
兄貴分的な存在のリファレンススピーカーです。

サイズ的には2.5倍ぐらい大きくなった感じです。

アマゾンで94,600円(ペアで)で購入。
現時点で過去最高額。

(横置きもできます。専用台もついてきます。)

(上下の大きい2つはウーファーです。)

このスピーカーはどっちが右用、左用とかいう概念はなく、
1台から販売されています。
電源も二つコンセントに挿さなければいけません。

ジャックはXLRケーブルとフォンプラグが使用できます。

パソコンと直接つなぐ場合は下のようなケーブルが必要です。
iLoud MTM自体はXLRケーブルも使えます。

それぞれのジャックの上にマークがあります。
真ん中の、中心から矢印が外へ向かって出ているのが出力です。
そこへミニプラグを差し込みます。

フォンプラグは赤い仕切りがある方を右側のスピーカーのフォンジャックへ挿します。

注意することは必ずスピーカーの電源を切った状態で挿してください。
場合によってはバチッ!!とデッカイ雑音が鳴ってぶったまげます。
精神衛生上よろしくありません。

ノートパソコンの場合はヘッドフォンジャックへミニプラグを挿します。

(マークで判別。ヘッドフォンのマークがあります。)

マックでも同じです。

このスピーカーの特徴としては、
「ARC System」(音場補正)と言って、付属のマイクを使って自動で
その部屋の環境に最適な音に調整してくれるという優れものです。

最初は普通に何の調整もしないで聴いてみたのですが
サイズが大きくなった分確かに音圧も上がってるし
肝心の低音もこの手の小型スピーカーとしては”おお!なかなか!”
と言った感じでしょうか。

でもなんとなく音像がぼやけてるように感じました。

そこで早速その「ARC System」、自動で音場を補正してくれるという
優れものに頼ることに・・・

31.5インチのディスプレイの両サイドにスピーカーを設置して

  1. 部屋の中を静かな状態にする。
  2. マイクを「ARC MIC IN」と言うジャックに差込む。
  3. 「CAL/PRESET(hold to calibrate)」と言うボタンを2秒長押しして離す。
  4. インジケーターが白く点滅する。
  5. 素早くマイクをいつものリスニングポジションへ持っていく。
  6. ヒュイッ!ヒュイッ!と変な音が4回鳴る。
  7. ビックリしないでそのままちょっと待つ。
  8. 白く点滅していたインジケーターが青から緑になって白に点灯すれば補正完了。
  9. 背面の右から2番目のインジケーターがCALになっていることを確認する。

(付属のARC System用マイク)

それでは聴いてみる。

いやあ、これは結構変わりますね。

朝の眠そうな顔を冷たい水でシュパシュパッと洗った感じです。
低音も好みの音に近いです。

ただ私には高域が出すぎていて雰囲気が明るすぎたので、
自分の性格に合わせて暗くなるよう左から3番目のHFを-2dB
にしました。(笑)

さらにLFの40Hzを+2dBにして低音を増幅。

いい雰囲気になってきました。
これはサブウーファー要らないかも。

ただこのスピーカー独自の音、と言う雰囲気ではなく
色付けされていない、いかにもリファレンススピーカーと言った
感じです。

例えるなら”すっぴんでもいい女”ってとこでしょうか。
(この例えはどうなんでしょう(?))

でもやっぱり私はサブウーファーが欲しいです。
私の体には30Hz以下の低音が必要なのです。(*^_^*)

小型のスピーカーでは無理があるのかもしれません。

とは言え、サブウーファー無しでも十分に質の良い低音が響きますので、
重低音にこだわりが無ければ、デスク上に設置できるモニタースピーカー
としては不満を感じることが少ないと思います。

散財の嵐、そしてスピーカー探しの旅は続く・・・。